■DANCE GEMRE■
▽HIP HOP△ もっともポピュラーなストリートダンスのひとつ。
もともとヒップホップとは、1970年代にニューヨークで生まれた文化。
ダンス、DJ、MC、グラフィックアートの
四大要素を総称してヒップホップという。
70年代にミキサーが誕生し、2台のターンテーブルを使って
音楽を永遠にかけ続けることが可能になった。
やがて、それに合わせて踊るだけでなく、マイクを握って場を盛り上げる者(MC)が出てくる。そしてそれが、RAPへと発展してゆく・・・。
このような背景をもったヒップホップミュージックに合わせて
踊るダンス全般が「HIPHOP」。最近ではJAZZの要素を取り入れて新たなパフォーマンスを作り出したり、セクシーな動きを取り入れて
「ガールズ・ヒップホップ」といわれるジャンルも確立しつつある。
△JAZZ△ ストリートダンスとは若干違うかもしれない。歴史も古く、ショーダンスとして確立されている。テレビや舞台などで一般の人が目にする歌手やアーティストのダンスはジャズがベースになっていることが多い。
典型的なジャズダンスといえば、武富士のコマーシャルのダンス。最近ではヒップホップの要素を取り入れることも多く、特に女性の間で根強い人気のダンススタイルである。
△BREAKIN'▽ 世界でもっとも人口の多いダンスだといわれている。特に最近、韓国でのブレイクシーンが熱い!。「バトル・オブ・ザ・イヤー」「UKチャンピオンシップ」「フリースタイル・セッション」など世界的なコンテストの影響もあって、ここへ来て人気増殖中!!
もともと、曲と曲の間の間奏「BREAK」で踊ることからはじまったダンス。
まさにヒップホップの象徴的なダンスである。よくいわれるB‐BOYとはブレイク・ボーイの略称。最近ではヒップホップが好きな人の総称として使われることもあるが、もともとはブレイクダンスをやっている男の子のことである。
日本で火がついたのは映画「フラッシュダンス」からである。ストリートで踊る数十秒のブレイキンシーンにしびれ、第1次ブレイクダンスが巻き起こる。その後、タレントの風見慎吾が涙の♪テイク・ア・チャンス」でブレイキンを披露、一気にお茶の間に広がった。
ブレイキンは床を使ったフットワークと大技系のパワームーブを中心にいくつもの技が存在し、ダンスをやっていない人が見てもそのすごさがわかりやすいことから、非常にテレビ的なダンスといえる。
△POPPIN'▽ 人間の動きを超越した不思議な動きで見る者を釘付けにするダンススタイル。マイケルジャクソンの「ムーンウォーク」や「ロボットダンス」もこの部類である。「アニメーション」といわれるジャンルもあり、カクカク、グニャグニャ・・・人間離れした動きで見るものを圧倒する。最近ではヒップホップやJAZZにもポッピングの要素を入れることもある
△LOCKIN'▽ アメリカの音楽番組「ソウルトレイン」を中心に70年代にはじまったダンススタイル。その名も「ロッカーズ」というグループが源流を確立した。よく間違われるのだが、「ROCK」ではなく「LOCK」が語源。
例えば腕を回す動きから、鍵をかけるように体全体をピタリと止めることから「ロック(LOCK)」といわれるようになった。
上半身と下半身を分けて使うので、ストリートダンスの中ではかなり難しい部類。
△REGGAE▽ レゲエミュージックの本場ジャマイカで生まれたダンスである。ここ数年、日本で大ブーム!!若い女性を中心にセクシーなレゲエダンスを踊りたがる人が急増している。もともと女性が男性を誘うための求愛ダンス。大技を使って見ている人を挑発する。しかし、腰の使い方や体の打ち方はかなり鍛えないと表現できず、ダンサーによるレベルの差がはっきりするのもレゲエダンスの特徴である。